ごあいさつ 八代歯科医師会は、八代市民および氷川町民の皆様に、より安全で良質の歯科医療を提供するために、日進月歩の歯科医学について研鑽を続けています。
歯の健康は、歯そのものの健康だけではなく、全身の健康や心の健康、ひいては生活の質QOLを高めるために重要なかけがえのないものです。したがって、歯科のみならず、隣接する他の医科、あるいは、介護や福祉との密接な連携が必要となってきます。口腔ケアや歯科治療によって、口の健康にとどまらず、全身の健康にも良い影響を与えることが種々の面で実証され、確かなエビデンスを持つことがわかってきました。 これらの状況を鑑み、この地域に口腔の健康と全身の健康の連携の拠点となる病院歯科を設立することが重要であると考えて、種々の機関団体に働きかけを行っているところです。
また、「熊本県歯及び口腔の健康づくり推進条例」が平成22年11月1日に施行されました。熊本県の歯及び口腔の健康状態は、全国レベルでみるとあまり良くありません。残念ながら、八代市郡は、その中でもよいほうではありません。 したがって、乳幼児から学童期のむし歯予防や、各年齢層のむし歯や歯周病予防に力を入れていかなければなりません。
毎年、6月の歯と口の健康週間「やつしろ歯の祭典」、いい歯の日(11月8日)近くの八代市ふれあいフェスタの中での「笑顔ヘルCキャンペーン」などで、八代市や氷川町、八代保健所、歯科衛生士会、歯科技工士会などと協力しながら、歯や口の健康の大切さを伝えています。 これからは、もう一歩進めて、市民町民の皆様に、歯の健康について、わかりやすい公開講座の機会を増やすように努力していきたいと考えています。
一般社団法人 八代歯科医師会 会長 中川 純一
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